珈琲倶楽部マスターによる茶葉・豆知識講座

茶葉
種類 特徴 産地
ダージリン 生産されるシーズンによって、味も香りも大きく違う。ファーストフラッシュは3〜4月、セカンドフラッシュは6〜7月、オータムナルは9〜11月に収穫。
ファーストフラッシュ(一番摘み)、カップ水色はオレンジ系の淡い色。力のある香味を持つ。ストレートで。
セカンドフラッシュ(二番摘み)、味・コク・香りが最も充実。カップ水色は、いくらか濃いめのオレンジ色。ストレートで。
オータムナル(秋摘み)、渋みが加わる。やや赤みがかった水色。ミルクティーがおすすめ。
インド
アッサム 甘味の強いコクのある味わい。奥深く、芳醇な香り、濃い赤褐色の水色。6〜7月がセカンドフラッシュ期にあたり、アッサム特有のコクのある裁量の紅茶が生産される。 インド
ニルギリ 明るい鮮紅色の水色で、味が強く、特有の芳香をもっている。ストレート、ミルク、レモンティーすべてに向く。 インド
ウバ 8〜9月に生産される良品茶は”ウバ・フレーバー”が特徴。ただし、これは希少品。明るく澄んだ赤のみの濃いオレンジ系の水色。快い渋みと特有の香り、コクがある。ミルクティーに合う。 スリランカ(セイロン)
ヌワラエリヤ 水色は淡いオレンジ(橙黄色)で、緑茶に似た適度な渋みと、デリケートな花のような香りがある。ストレートでも、ミルクを入れてもおいしい。 スリランカ(セイロン)
ティンブラ 鮮やかな赤みがかったオレンジ系の水色。ヌワラエリヤよりややおとなしい渋みとマイルドで強い香味。ミルクでもレモンでも何にでもあう。 スリランカ(セイロン)
キャンディ 渋みは少なく、強いコクがあり、芳醇な香気。主にブレンド用の原材料として使われる。 スリランカ(セイロン)
ルフナ 黒っぽい茶葉で、香りはあまり強くないが、濃いカップ水色になる。 スリランカ(セイロン)
キーマン 針状に細くよられたホールリーフタイプの紅茶。8月に摘まれるものに最高級品がある。茶の色は黒いが水色は明るい。ストレートやミルクティーに。 中国
ラブサンスーチョン 茶葉の形状は大きく、黒い。いぶしたような独特の香り。ミルクティーで飲む際、ひとつまみ茶葉にくわえるのが正しい使い方。 中国
ジャワ ジャワ茶は特に水色が明るく、しかも青いトップノート(最初に感じる若くさわやかなにおい)の強さが特徴。 インドネシア
スマトラ ジャワ茶と比較すると水色は濃い。ブリティッシュタイプの紅茶。 インドネシア
ケニア 明るく透明で紅い水色。マイルドな中にすっきりとした渋味と若々しい味わいがあるのが特徴。ブレンド用やティーバッグ用に多く利用されている。 アフリカ

等級知識
等級 大きさ・特徴
OP
オレンジペコー
硬く細長く、よくもまれた大型の葉。いれた時の水色が薄いオレンジ色をしていることからこう呼ばれる。

ペコー
オレンジペコーよりもやや短く、太いサイズのもの。いれた時の色は、オレンジペコーより濃くなる。
BOP
ブロークンオレンジペコー
茶葉を2〜3ミリにふるい分けたもの。芯芽を含む上級品が多く、市販の多くがこのタイプ。水色は濃く、コクがあり、香味も優れている。
BOPF
ブロークンオレンジペコーファニングス
BOPよりさらに小さくふるい分けられた1〜2ミリサイズのもの。ティーバッグ用として使われる。

ダスト
最も細かい葉で粉末に近く、良質のものは高値で取り引きされる。