珈琲倶楽部マスターによるコーヒー豆知識

豆知識
銘柄 特徴 産地
ハワイ・コナ 強い酸味と特有の甘い香りで個性的な味わい。ストレートでもいいが、ブレンド用にも向いてる。 ハワイ
マンデリン なめらかなコクと芳醇な香りを持つ優秀品種。ブルーマウンテンが市場に出てくるまでは世界一と評されていたほど。生産量が少ないため、高価。 インドネシア
トアルコトラジャ 豊かな香りと甘味、適度の苦みを持つ銘品。トラジャ地方の一品。一時、土地の内乱により市場より姿を消すが、その後、日本企業とインドネシアとの合併会社設立によって、再び市場に蘇る。 インドネシア
キリマンジャロ 酸味と甘味がほどよく調和し、モカとコロンビアを併せたような風味。キリマンジャロの山麓、モシ地方で生産される。世界のコーヒー市場で最高級に数えられるものの一つ。香気も高く、ストレートに向いている。 タンザニア
アラビアン・モカ 独特の香気と酸味も柔らかい苦みが加わり、これらが見事に調和している。小規模な栽培と、素朴な生産形態のため、生産性は低いが味は群を抜いて良い。ストレートもいいが、ブレンドのベースとして貴重な存在。 イエメン
ブルーマウンテン 香りが高く、甘味・酸味・苦味の三要素が見事に調和している最高級品。ブルーマウンテン連峰の中腹にある農園で生産。豆の持ち味を楽しむためにストレートで味わいたいものの筆頭。世界で最も高値で取り引きされる。 ジャマイカ
グアテマラ 高地産のものは芳醇な香りと良質の酸味がある。ブレンド用として最適。高級品は質が安定しているが、中級品以下のものにはばらつきが多く見られる。 グアテマラ
メデリン 特有の重厚味と豊かなコクが特徴。いわゆる”コロンビア・マイルド”と言われるマイルドコーヒーの代表格。主要銘柄はメデリンで、コロンビア豆の最高級品。 コロンビア

焙煎知識
焙煎度 特徴
ライトロースト 最も浅い煎り方。コク、香りとも不十分で、この状態で飲まれることはほとんどない
シナモンロースト 酸味は強いが、アメリカン用として飲まれることもある
ミディアムロースト シナモンとともにアメリカン用の焙煎。酸味だけでなく苦味も出て口当たりがよい。
ハイロースト ミディアムよりやや強い煎り方。酸味が少なくなって苦味が強くなってくる。
シティロースト 最も標準的な煎り方で、酸味・苦味ともにバランスがとれている。フレンチコーヒーによく使われる。
フルシティロースト シティよりやや強い煎り方で、色もかなり濃くなる。アイスコーヒー用として使われる。
フレンチロースト 酸味はほとんど感じられない。カフェ・オ・レ、ウィンナーコーヒーに向いている。
イタリアンロースト 炭になる直前まで煎ったもので、焦げ臭く、苦味だけが残っている。エスプレッソ、カプチーノ向き。

コーヒー器具知識
挽き方 適したコーヒー器具
粗挽き パーコレーター
中挽き コーヒーメーカー・ネルドリップ
細挽き サイフォン・ペーパードリップ
極細挽き エスプレッソ