エンジンオイルを交換してみよう

さて、今回はエンジンオイルの交換について。まずはメンテナンスの基本ということで。 意外と手軽にできるので、ちょっと道具をそろえてやってみよう! 今回は、オイルエレメントの交換なしの場合を取り上げます。 なお、オイルはポンプを使って抜くのではなく、重力に任せて下から抜くことにしました。
夜間の作業を撮影したので、一部見づらい画像がありますがご容赦ください。


用意するもの


(1)オイル。これがないと交換する意味がない!ちなみに、量は4.0L缶がちょうどよいサイズ。
(2)廃油処理箱。カー用品店で売っている廃油処理箱でなくとも、 花粉症の季節には、たまったティッシュを詰め込んだ箱でもOK。
(3)スパナ、レンチ、ボロ切れ、じょうごなど


1.アンダーガードをはずす


 まずは、アンダーガードをはずします。 ただし、今回のようにエレメントを交換しない場合は、 5枚目の写真にある楕円の部分だけはずせばオイル交換できるようになっています。
アンダーガードをはずす手順としては、各所のボルトをゆるめていけばOK。 ただし、後ろ側からはずして行くと作業がしやすい。 この時、ボルトはなくさないように気を付けよう!


2.オイルを抜く


 次に、古いオイルを抜きます。
まずは、オイルパン(1枚目の写真)のドレンプラグ(ドレンボルト)下に、 用意した廃油処理箱をセットします。液の流れる方向を考慮しましょう! なお、2枚目の写真がエレメント(オイルフィルター)です。 次回交換の際にまた作業内容をUPしますネ。
次に、オイルのフィラーキャップをはずします。 ここをはずさないとオイルも抜けないですよネ。
そして、いよいよドレンプラグをはずしてオイルを抜きます。 ボルトをはずすと一気にオイルが流れ出すので、ボルトの緩め方に注意。 途中までは勢いよくゆるめたら、あとはボルトを押し付けるようにしてゆるめていきます。 完全に緩んだところで、押さえつけていた力をゆるめます。
すると、勢いよくオイルが抜け始めます。 完全に抜けるまでは時間がかかりますので、しばらく待ちましょう!
ちなみに、ボルトをはずしたら、ボルト側にきちんとパッキンがついているか、 傷はないかなどをチェックしましょう。


3.オイルを入れる


 さて、オイルが完全に抜けたら、いよいよ新しいオイルを入れます。 このときは、ちゃんとドレンボルトを締めたかチェックしましょう! 入れたそばから抜けていくのでは悲しい限りです(^^;
ちなみに、ボルトはきつく締めすぎないよう気を付けましょう! でも、緩いといけなんですよね。その辺りの加減が難しいですが、何度かやって感覚を身につけよう。
いよいよオイルを入れます。今回は、ディーラーで入れてもらうものと同じオイルを使ってみました。
今回は、便利なアイテムを用意しました。 乾いたペットボトル(1.5Lや2.0L)の頭の部分を切り取り、じょうごとして使います。 じょうごも買ったのですが、オイルを扱った後のメンテが大変です。 このペットボトルじょうごなら、使い捨てができるので便利ですヨ。
さて、ここまで準備できれば、あとはオイルを入れるだけ。 ただし、4.0L全ては入りきらないので、3.5Lくらい入ったかな?と思ったら、 少しずつ、レベルゲージをチェックしながら適量まで足していきます。 レベルゲージに影響するまでは、オイルを注入してからしばらく時間がかかるので、焦らずやりましょう。


4.エンジンをかけて再度オイルレベルをチェックする


 さて、基本的にはこれでオイル交換はおしまい。 あとは、少しエンジンをまわして、再度レベルゲージをチェック。 オイルが適量であることを確認しましょう!